スピーキング、すなわち「話すこと」ですが、上達するにはコツがあります。
まず一つはひたすら口に出して練習することです。
間違えても構いません。とにかく声に出すことで「英語を話す」ということを習慣にしてしまうのです。
もう一つは「よく使う言葉を丸ごと覚えてしまうこと」です。
特殊な場面でしか使わない言葉は別ですが、英会話を勉強しようとしている人にとって基本となるのは日常会話だと思います。
自分の普段の生活を考えたとき、何度も口にしている言葉はありませんか?
例えば「おはよう」などの挨拶もそうですが、友達と会ったときに「元気?」と声をかけたり、仕事先では「お疲れ様でした」とあいさつをしたり。
そういったいつも使う言葉を体に覚え込ませてしまうことで、自然と会話が成り立つようになっていきます。
いい方を帰るなら、1から順番に100まで勉強するのではなく、ポイントポイントとなるところを掻い摘んで勉強し、穴があきながらもなんとか100まで辿りつける状況を早く作ってしまうのです。
そして足りない部分、穴のあいたところは後から埋めていく、これで結局は100まで全て埋めたことになります。
前からやることだけが勉強ではありません。
自分にとって必要な部分、それを先に勉強してモチベーションを上げるのも一つの方法です。
最初の間は英会話ができなくて戸惑う事も多いかと思います。そんな時に使うフレーズをいくつか頭の中に入れておくと、無言になってしまうという事は防げそうですね。
例えば、聞き返すためのフレーズ、もう一度言ってください、と言えば言い直してくれます。意味が分からない時には、どういう事ですか、などと聞き返す事ができれば、会話が途切れる事もありませんね。もう一度教えてくれます。
また、英語が苦手だという事を相手が把握してくれれば、きっと分かる様にゆっくりと繰り返し言ってくれる事でしょう。
英会話は落ち着いて対応すると問題なく、会話が続けられる事もあります。
便利なフレーズでピンチを乗り切りたいですね。
最終的なゴールとして英会話ができる様になりたいという人も多いでしょう。
しかし、よく考えてみると英会話というのはコミュニケーションのツールですので、会話ができるようになるという事で、さらに討論ができるようになったり、海外で仕事をしたり、その後に言葉を使って何か他の事をすることもできます。
また、言葉ができるようになるだけではなくて、さらにその先の目標を持って勉強することで、より専門性を磨くことができるでしょう。
特に言葉ができるようになる以外にはゴールがないという人は、まずどんなことができるようになりたいかという事を考えてゴールを作ってみてはどうでしょうか。やるべき事もより具体的になることでしょう。
一度勉強しただけですべて頭に入っているというのはとても素晴らしいですが、実際に忘れてしまったりして難しい事もあるでしょう。
英会話は時間がかかっても正解を回答できればいい学校の試験とは違い、その場ですぐにやり取りを行わなくてはいけません。
すぐに必要な事がとっさに出てくる様にするためには普段から何度も繰り返し同じ事を学び、頭の中に定着させておくといいでしょう。忘れた頃にもう一度学び返して見るといい復習になるのではないでしょうか。
繰り返し学ぶ事で英会話を自分のものにしましょう。簡単な事だから問題ないと思っている事でも、意外に頭に入っていないという事もあるかもしれません。
日本人にとって英会話を習得することは非常に難しいと言われています。
日本語と英語の構造が全く違うことや、文化の違いなどから発音しにくい言葉も多いようです。義務教育で何年も英語を勉強しているにも関わらず、英会話ができないということは学校教育の大きな問題であり、改善が必要とされています。
どのような英語学習が良いのかはひとそれぞれ違いますので、自分にあった学習法を選びましょう。